Why なぜ木の家だろう

冬暖かく夏涼しい

木材は、自然の調湿装置。

木材には、熱を伝えにくい性質があるため、熱を遮断したり暖かさを保つことができます。さらに注目すべき点は、木材には、空気中の湿度が増すと湿気を吸い、空気が乾燥してくると、放湿する作用があること。いわば自然に除湿•加湿を行う素材なのです。沖縄の平均湿度は本土とほとんど変わりないにもかかわらず、平均気温が高いゆえに、空気中に含まれる水蒸気の量が驚くほど多くなります。乾燥する冬は室内の湿気を増やし、ムシ暑い夏は湿気を吸収。木造建築が沖縄の暮らしを一年中快適にする理由がここにあります。

調湿能力が高い木材─内装の違いによる住宅内の湿度変化

資料:則元京 他 木材研究資料No.11.1977